なまけ猫王国更新。/実演イベントのお知らせ by梶原
なまけ猫王国→http://www.catkick.com/namake/
猫はなかなか柔軟性があるというか、マイペースというか、他の動物ともうまく共生できるように思います。
(猫同士のほうがかえって難しかったりするのかも)
犬よりは少ないですが、亀と一緒に飼ってるよ、という方にもよくお会いします。
花ちゃんのお母さん猫は、部屋の中で迷子になったハムスターを見つけ出して、大事に運んできてくれたことがあるそうです。
我が家は長年鳥と同居していますが、今のコも先代のコも仲良くしていました。
先代のシャム猫ぺるさんは、保護したヒヨドリの雛を献身的に看病して(同じダンボールに入って暖めつつ舐めてやったり!)、更に飛ぶ練習にも付き合って、落下地点で人に踏まれないように守っていたりもしました。
今一緒に暮らしている麦とインコのぷちぷちは付かず離れず。
さすがに同じ部屋で放し飼いというのはリスクが大きいので断念してますが、仲は悪くないようです。
共にひなたぼっこを楽しんだり
小さな写真しかありませんが、花子ちゃんなんか先代インコのうりゃうりゃと
カゴの内側と外側から同じ青菜を齧る仲でした。
(HPトップ・過去のワタクシの一番下に写真あり)
種を超えて仲良くしてくれる猫ですが、彼らにとって、人間がいちばん信頼できる友人であり、家族でいられるといいなと思います。
9/19〜23、横浜元町のゆめ猫さんにて実演&ミニ個展させていただきます。
石なまけのセミオーダーや、猫さんの似顔絵描きを承ります。
秋の連休、中華街も楽しいですよ。
ぜひ遊びにいらしてください♪
宣伝会議の無料特別セミナーに行ってきました by五十畑
講師は、元電通・特命顧問の白土謙二氏。テーマは、「企業課題解決の奥義」でした。
このセミナーは、宣伝会議が11月より有料・全6回で展開する「企業課題を解決するクリエイティブ実践講座」の体験セミナー/説明会を兼ねたもの。無料ゆえに事例やワークショップこそないものの、考え方を学ぶには十分すぎるくらい充実した内容でした。
白土さんは、企業の問題解決までの手順を以下の4段階に分割しています。
分割の仕方自体は目新しいものではありませんが、各段階における基本姿勢はユニークなものでした。
また、「狭義のマーケティングはクリエイティブではないが、マーケティングとは本来、全企業活動をさすものであり、そのプロセスは、すべてがクリエイティブな行為」と断言し、クリエイターの課題解決における役割や考え方、基本姿勢を各段階ごとに詳しく説明。これが非常に有意義でした。気になる方は宣伝会議の本講座を受けるか、あと数回あるらしいこの講座の無料特別セミナーを受けるとよろしいかと…。
グッジョブが生まれる場所 電通デザイントーク【ミニッツブック合本版】<「電通デザイントーク」シリーズ> 電通デザイントーク合本版 (カドカワ・ミニッツブック)
- 作者: 田村大,白土謙二,大友啓史,高崎卓馬,永井一史,福島治,並河進,嶋浩一郎,樋口景一
- 出版社/メーカー: ブックウォーカー
- 発売日: 2015/03/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
アシックスのブランド体験 店頭なくしてブランディングなし! by五十畑
実はランニングが好きなワタクシ
8月16日は日曜日。新宿へ買い物に行きました。立ち寄る機会が多い小田急百貨店の別館「ハルク」は、スポーツ用品売り場が充実しているのが特徴。ぼくはランニングが好きなのですが、ここ数ヵ月、膝のケガに悩まされ続けています。その前はスネの外側の腱の痛み。その前はふくらはぎの肉離れでした。とにかくケガが多い。念入りにストレッチしているのに、そして体は硬いほうではないのにもかかわらず、です。ただ、心当たりがありました。ここ数年、ショップで勧められるランニングシューズのサイズがでかくなってきている。以前は25.5cmがベストだったのですが、最近は26.5を勧められて履いているのですが、それからケガが増えたような…。
アシックス直営店の「足型測定サービス」へ
ケガの原因究明と今後の対策になれば、と、ハルクに入っているアシックスの直営店で、無料の足型測定をしてもらいました。足長、幅、甲の高さはもちろん、土踏まずの高さ、専門用語でいうプロネーション、足指の角度など、かなり科学的に細かく分析してもらえます。
最悪に近かったアシックスのブランドイメージ
実はぼくは、アシックスにはあまりいい思い出がありません。ケガが増えたのはこのブランドで買ったGT-2000というモデルを履きはじめてからですし、陸上部で三段跳びをしていた学生時代は、アシックスのシューズでかかとの軟骨をつぶしてしまったことがあります。ブランドイメージは最悪とまでは言いませんが、かなり悪かったのは確かです。デザインにも不満がありました。強いメッセージを発信しているナイキやアディダス、ニューバランスなどのほうが共感できるし。測定が済んだら、ありがとうございます、とお礼を言って立ち去ってもいいかな、くらいに考えていました。この時点で、新しいシューズを買う意思はゼロです。
測定自体は5分程度で終わります。ぼくの場合は、足の長さは25cmに満たない、成人男性としてはかなり小さめのサイズでした。そして右足のみ幅が比較的広く、おまけに甲も高め。そして驚いたのが、足の指が普通の人よりもかなり扇状に広がった形態をしていました。プロネーションはオーバー(足首が内側に少し傾いている)でした。
店頭体験でブランドイメージが変わった!
この結果を見せてもらうだけでも衝撃的だったのですが、驚いたのはここから。ここしばらく、こちらで大きめのサイズのシューズを勧められて買ってしまってから、ケガが増えたことを話してしまいました。半分いじわるな気持ちがあったかもしれません。しかし、店員さんは真摯に対応してくださいました。これまで履いていたシューズの底のすり減り方を尋ねられたので答えると、その減り方から考えるとオーバープロネーションではないらしく、どうやらぼくの場合、走っているときはむしろ足が外側重心になっているのではないか、と指摘されたのです。言われてみれば、その通りだと思います。足の裏の体重移動は外側中心になっているのは自覚できていたので、足首がこのとき内傾している可能性は低い。実に論理的な解釈ですよね。以前のシューズでケガをしたのは、サイズが大きかったこと、そしてオーバープロネーション対応のシューズだが実はぼくはオーバープロネーションではなかったということの二点が遠因になっていたのではないか、と店員さんが推測してくれました。ぼくは完全に納得。すごい店員さんだ、と感心しました。もう、この時点でぼくにはブランドに対する不信感はほとんどなくなってしまっています。この話の流れで最適なシューズを提案してくれたら、そりゃ、買うしかありませんよね。何足か試し履きをした結果、GEL-CUMULUSという初心者ランナーのレース用シューズと、ぼくの足に最適なソックスを1足購入しました。膝を故障したぼくのコンディションを考慮してのチョイスです。ベストな買い物ができたと思っています(実際に走ってみないとわからないですけどね…)。
[アシックス] Asics GEL-CUMULUS 17 TJG743 3901 (エレクトリックブルー/ホワイト/26.0)
- 出版社/メーカー: ASICS
- メディア: ウェア&シューズ
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店頭なくしてブランディングなし!
ぼくはプランナー兼コピーライターです。戦略や施策展開、販促ツールの構成や広告表現などを考え、カタチにするのが仕事です。しかし、実際に消費者が商品とリアルに接するのは売り場。そして、消費者が購入を決意するのも、ほとんどの場合は売り場です。ブランディングでどんなによいイメージを展開しても、どんなに共感できるメッセージを発信しても、それはあくまで、店頭に行くまでの話。店頭体験こそが、ブランドと購買行動をクロージングさせるのだなあ、と痛感した出来事でした。
地味かもしれないけれどすごく気になる龍角散の広告 by五十畑
2015年8月10日の朝日新聞朝刊に掲載された広告です。弊社制作ではありません。
志の輔師匠をキャラクターに起用したのが、ターゲット的にも商品特徴的にもうまいなあ、と思うのですが、もっと気になっているのはキャッチフレーズ。「はじめる前にも」という部分です。
今まで、龍角散といえば痰切りのために使うことが多かったのではないでしょうか。それが、長丁場を一人でしゃべらなければいけないときに、のど荒れの予防的に使うのも効果的ですよ、ということを伝えたいのだと思います。志の輔師匠は噺家ですが、プレゼンテーションするとき、外で声を張り上げてビラを配るとき、結婚披露宴でスピーチするとき…などなど、意外に「はじめる前に(も)、龍角散。」という利用シーンは多い気がします。
この切り口も、一種の「インサイト」と捉えていいのでしょう。人前に出るときの、支えが欲しい。ここぞ、というときの支えが欲しい。これらが今回のインサイトです、たぶん。うん、勉強になるなあ。
オリンピックロゴ問題について ——問題は「機能するか否か」だよ by五十畑
あちこちで話題になっていますが…。一つだけ言いたいことがあります。
それは、議論の中心が「表現」や「制作のプロセス」だけになってしまっているということ。ベルギー側はデザイナーが提訴すると言っているようです。要するに「オマエ、オレのデザインをパクッたろ」ですよね。でも、これってよく考えると、ユーザーや一般市民にとってはどうでもいいこと。問題は、おなじロゴであることで「誤認」が生じるかどうかなのでは? 東京オリンピックの告知や施設案内かと思ったら、シアターだった。そんな状況は、国も使用目的も掲出場所も異なるはずなので、まず起こりえない。ものすごく大騒ぎになっていますが、ぼくらがオリンピックの準備を進めたりオリンピックを楽しんだりする行為自体には、実はほとんど影響を及ぼさないのです。ま、「パクリロゴを使ってるのかも」という心理的な影響はありますが。尊厳の問題でもあります。
表現は人間の存在の根底や尊厳、さらには社会基盤に関わる重要な要素であるのは確かだし、ぼくも表現することは好き、そして何よりも大切にしてはいます。しかし、デザインは芸術ではない。自己表現ではなく他者のために行われるものであり、突き詰めると機能(使いやすさ、便利さだけでなく、美しさが心に及ぼす影響という意味も含めて)ということになる。その観点から考えたら、今回のパクリ問題を、デザイナーの表現(=創造のプロセス)の観点からのみ受けとるのは、ちょっとおかしい気がします。心理的効果も含めた「機能」の面から冷静に考えると、答えが見えてくるのでは?
8月18日追記
某飲料メーカーのキャンペーン商品でも話題になってしまっていますね。残念です。こうなってくると、オリンピックロゴについてもプロセスを徹底検証する必要があるのかもしれません。
先行する作品を参考にするということは、この業界ではよくあること。ただし、そのまま使うというのは絶対にありえません。この問題がきっかけになってグラフィックデザインや広告の世界全体が疑惑につつまれてしまうのは本当に悲しい…。
ロットリング ワークショップ@rOtring Caféに参加しました by五十畑
黒田潔さんが講師を務めたロットリングのワークショップでノートをいただいた。ペンは自前です。
この本↓のイラストは黒田氏によるもの。
伊勢丹相模原店・猫展出展終了しました by梶原
伊勢丹相模原店での猫展、無事終了しました。
(明日から店舗入れ替わっての後半がスタート、8/11まで開催です)
ブースを借りて、自分で販売をするスタイルの猫展参加は初めての経験でした。
毎日、片道1時間半の通勤+開店から閉店までの接客はものすごーく大変でしたが
たくさんの方に喜んでいただけて、とても楽しく、有意義な1週間でした。
ふだんは個展とギャラリーの企画展を中心に動いているので
長時間作家さんたちとお話をすることが少ないのですが、
今回はいろいろ話し込んで、イベントやお店の情報交換だけでなく
画材のことやらテクニックのことやら大先輩にもお聞きできて
ものすごく勉強になりました。
やっぱり人と会うっていいなぁ。
ところで今回感じた不思議。
石なまけちゃん(パワーストーンに猫がくっついたお守り)のコーナーで
手をかざしてパワーを感じつつ選ぶ方や、波動のわかる方などが
複数いらっしゃったこと。
おまけにペンデュラム(振り子の動きでイエス・ノーを判断する占いグッズ)も
驚くほどの売れ行きでした。
相模原ってスピリチュアルな土地なのかしら?
ペンデュラムは猫展では特殊なアイテムなので、お客さまに説明するために実演しているのですが
2日めからは急に動き方が変わりました。
初日に「イエス」が時計回り、「ノー」が停止、というサインだったのに
2日め以降はどのペンデュラムを使っても、「イエス」は縦揺れに。
ふっしぎー。
なんなんでしょうね?
地場?
手のひらにくっきりと神秘十字が刻まれたお客さまが
「いい石なのに、やっぱりちょっと疲れてるわねー」とおっしゃったので
次の日からは音叉を持って行って鳴らしまくったりしてたんですけどね。
しかもスピリチュアルに抵抗のないお客さまにはその場で浄化サービスしたりして。
けっこうアヤシイ人だったかも。
そんなこんなの1週間でした。
会場にお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。
スタッフのみなさま、作家のみなさま、お世話になりました。
またお目にかかれますように。