スタジオ・キャットキック

広告・販促の企画・コピーライティングを手掛ける五十畑裕詞と、猫作家・イラストレーターの梶原美穂が所属する会社です。http://www.catkick.com/

広告/マーケティング関連の書籍を2冊ほど購入

 日々精進、ということで、仕事のお勉強のために2冊ほどポチりました。2冊ともちょっと古めなのですが、内容はまったく色あせていない…はずです。

 1冊目は、博報堂の軽部拓氏が十年前に書いたもの。先日、宣伝会議セミナーで話を聞き、興味を持ったので買ってみた次第。タイトルは自己啓発本チックなニオイがするが、実際は、消費行動において人が無意識のうちに選んでしまう癖、あるいは無意識に隠れた消費行動のエンジンについて書かれた本……を買ったつもりだけど、さて、どうなんでしょ。
 2冊目は、日本におけるインサイト実践の第一人者、と言ってもいいのかな、桶谷功氏が2008年に発表した作品。インサイトとは直訳すると「洞察」ですが、マーケティングでの意味は、消費者の心を動かすツボ、みたいなもの。桶谷氏は「思わず買ってしまう」心のスイッチと表現しています。

 

あなたはクセで生きている

あなたはクセで生きている

 

 

「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング

「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング

 

桶谷功の作品はこちら。

2つのイベントに参加します! by梶原

11/2のみ、高円寺フェスにゃんこエイド(第一会場・庚申文化会館2F)に参加します。
カレンダーほか、おなじみの石なまけちゃんもちょびっとお得価格で出品します。
猫似顔絵も描きますよ〜♪

 

11/6~11、いよてつ高島屋「洒落ねこ工房」に参加します。
こちらは作品だけの参加ですが、お近くの方はぜひのぞいてみてくださいね。

 

カレンダー完成! by梶原

ようやくカレンダーできました!


今年はミニにゃんだら&猫の◯◯シリーズの2種類です。両方共、高円寺・猫の額さんでお取り扱い予定(10/31納品)です。
12/4〜14の横浜元町ゆめ猫さんでの個展でも販売いたします。一年間、全体を見たり、細かいところを見たり、流れを楽しんだりと、何かを発見したり…と、ずーっと楽しめる絵柄ですよ!

 

ミニにゃんだら

A5サイズで、絵柄を切り抜くとポストカードにもなる優れもの。肉球模様入りのピンチで挟んで使います。(A5サイズ・12枚+表紙・紐&木製ピンチ付き 1080円)

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新作の猫の◯◯カレンダー

現在、ねこの引出しさんでお取り扱いいただいています。猫に関するあれこれが満載です。こちらもピンチで挟んで使うタイプです。※肉球模様はありません
(B5サイズ・6枚+表紙・紐&木製ピンチ付き 756円)

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adidas runningのシリーズ広告 〜社会貢献の先に利益がある、のかな by五十畑

最近、adidasが展開しているランナーをターゲットにしたシリーズ広告(https://www.facebook.com/adidasJP?fref=photo)。私、週末ランナーなので興味深く見ております。3枚とも、PCの壁紙にしたいですね。ちょっと小さいのでムリなんですが。

広告・販促業界では「インサイト」というキーワードが盛んに叫ばれていますが、こういう自己陶酔的な矜持に訴える「浸れる共感」もインサイトの一種なのかな、と思ったり。単純に「私のブランドの商品、いいですよ」というメッセージではなく、「(別にうちの商品使わなくてもいいから)走ろうよ。走るってすばらしいよ」と、参加(だけ)を訴えかける姿勢は、今後のマーケティングにおけるひとつの大きな流れになってくるのかもしれません。

さらに発展させると…CSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)という考え方も広がりつつありますが、「自社商品で社会貢献」ではなく「社会貢献の先に自社の利益がある」というスタイルこそ、真のCSVなのかな。そんなことも考えました。この広告の場合、最終的にはadidasのファンになって、シューズやウェアを買ってくれるかもしれませんから。

つい最近、某企業のCSRCSV広告のコピーを書いたばかりなのですが、もう少し何かできたかな、なんて、この広告を見て強く思ってます。うーむ…。

 

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ちなみに、私が愛用しているランニングシューズもadidasです。Boston 4という、1kmを5分で走るくらいのレベルの人のために作られた、軽量で安定性の高いモデル。残念ながら今は廃盤で、高反発素材を使ったニューモデルにリプレースされています。

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当社の公式サイトも よろしく! http://www.catkick.com/

サーバを移転 by五十畑

 一時期細かなトラブルが頻発していたがしばらく落ち着いていたと思ったら先日約三日間に渡りサービス停止という大トラブルを起こしたレンタルサーバ業者に嫌気がさしたので、思いきって別会社に移転することに。今の業者は月3,000円と高めだったので今回は、半額の1,500円になるにも関わらず高機能(といっても使いこなせないのだが)で信頼性も高いNTTPCコミュニケーションズの「WebARENA」にしました。移転そのものはあっけなく終了。しかしメールの設定で行き詰まってしまいました。何度設定しなおしても、POPは取りあえず使えるのですが、SMTPがまったくダメ。メールが送信できない状況がつづいていました。ところが、もしや、と感じたので別のメールソフトで試してみたら、あっけなく設定終了。何の問題もなく使えるようになりました。おそらく最初のメールソフトが壊れているのでしょうな…。愛用のMac、一度クリーンインストールしたほうがいいのでしょうか…。ふう。これで一時間以上を無駄にしてしまいました。ま、勉強になったからいいんですけどね。

 

写真は、本日の麦次郎www

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サーバだけ移転した公式サイト、ぜひアクセスを! URLは変わりません。 http://www.catkick.com/

 

梶原美穂の「なまけ猫王国」も、移転しました。こっちもURLは変わりません。 

http://www.catkick.com/namake/

宣伝会議の「マーケティング実践セミナー」体験講座に参加しました by五十畑

 講師は博報堂コンサルティング局の軽部拓氏。講義あり、ディスカッションあり、発表あり、と、とても有意義な90分でした。

http://instagram.com/p/ulGuVXpBuf/


 講座終了後は、Spiralで開催中の「ジ・アートフェア +プリュス-ウルトラ2」を覗いて来ました。現代美術が中心ですが過激な作風は少なく、比較的わかりやすいものが多かったかな。この企画展、去年も見た記憶があるのだけれど、展示されていた作品はまったく違うはずなのに、既視感が強かったです。

http://instagram.com/p/ukXDVApBmW/

 

 

宣伝会議 2014年 11月号 [雑誌]

宣伝会議 2014年 11月号 [雑誌]

 

 

あなたはクセで生きている

あなたはクセで生きている

 

 

本田哲也/田端信太郎『広告やメディアでひとを動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』by 五十畑

 この本、挑発的なタイトルで業界ではかなり話題になっています。田端氏は、リクルートで「R25」を立ち上げ、LINEの仕掛け人としても有名な方。ぼくは知らなかったけど。

 第1章では、より多くのターゲットにアピールしたいのなら、マス広告による絨毯爆撃的な出稿は無意味、もっと精度のよいメディアプランニングをしなければ…という話は、広告業界では当たり前かもしれなません。でも、この言葉にはグサリと来ました。

テクノロジーがメディア環境の前提条件を大きく変え、一般ユーザーにメディア空間上の「編集権」「編成権」を移行させてしまった。

 テレビ番組のプログラムのように、視聴者がメディアに合わせなければならない時代は終焉し、視聴者がメディアを選び、好きな時に視聴できるようになった、というだけの話なのだけれど、 「編集権」「編成権」という言葉は実にしっくりとくる。40代の人ならピンと来るだろうが、さまざまなお気に入りの楽曲をダビングした「マイ・ベスト・ソング」のカセットテープを編集するのと、番組をHDDレコーダーでダビングして好きな時に視聴したりするのは、実は本質的に大差がない、ということなのです。うんうん。

 著者は、そんな状況なのだから視聴者をコントロールしようとなんて思ったらだめだ、適切なメディアプランニング、あるいはメディアに依存しないまったく別の方法で、心を動かせるようにしないと、と説いています。ここまでは、現代のマーケティング事情が非常にコンパクトにまとめられているのではないでしょうか。

 第2章からは、ひたすら事例と、著者二人の対談というカタチでの解説がラストまでつづきます。ここは正直言って、ナナメ読みして「こんな事例あるんだ」と感じるだけで十分かも。

 広告やマーケティングの最前線でバリバリやっていらっしゃる方には、この本はあまり向いていないんじゃないかな。それよりも、この業界にかかわることになってまだ日の浅い方のほうが役立てられる内容。気になる方は、ぜひご一読を。