青木野枝「霧と鉄と山と」 by 五十畑
ワタクシ、最近は某金融会社のパンフレット、また別の金融会社のパンフレット、通販会社のとあるプロジェクト、某男性美容系企業のパンフレット3件、などなどを粛々と、しかし楽しみながら進めています。1月は企画関連の案件も多かったのですが、2月に入ると制作系案件が大半に。常にコピーライターのスイッチがオンになっています。
今回の更新はアート関連。当社、企業カレンダーのコンセプトづくりや解説コピーの作成も手掛けるため、というのは口実で、単純に美術が好きなので、できる限り美術展に行っています。今日は府中市美術館で開催中の女性彫刻家の展覧会へ。
日曜美術館のアートシーンや、「美術手帖」だったかな、のサイトで紹介されていて気になったので行ってみた。メインで使われているのは鉄。近くで見ると切断したり溶接したりビス留めしたりガラスをはめ込んだり、とかなり無骨な作り方をしているというのに、いずれも数メートルはある大きな彫刻たちはなぜか軽やかで、生命的で、かつ都市のようにも見える。都市とは人々の生活の集合体だが、そのための場でもあり、場としての都市は無機質だ。だが、有機的である。そんな都市のような二面性を、今回の作品からも感じた。
常設展も見応えあったなあ。
▼府中市美術館のサイトより。